サージェリーファースト

 

 

【サージェリーファースト】 術前矯正治療期間を短くする治療方法(サージェリーファーストアプローチ)をとる事も可能です。サージェリーファーストとは、顎矯正手術を矯正歯科治療より先に行う治療方法です。術前矯正治療期間を最小限に抑えるため、症例によっては全ての治療が終了するまでの期間が短くなることがあります。また、治療開始後すぐに手術を行うため早期に見た目が改善します。この治療は健康保険が不適用のため矯正治療費、手術費とも自由診療となっています。

 

サージェリーファーストの当院での矯正費用は、100万円程度です。さらに自由診療のため裏側矯正(リンガルブラケット)など、より目立たない装置も追加費用で選択可能です。

外科手術費用は、症状、手術方法、またクリニック(形成外科、口腔外科)により異なります。

 

 

メリット・デメリットと言われていること

 

矯正期間が短縮できる(〇もしくは△)

最初に骨格の整位手術を行うために、手術直後から歯がほとんど噛めない状態となります。ところが、歯は自然にかみ合わせが安定する方向に移動しようとする性質があること、また、手術直後は歯の移動スピードが上がることなどから矯正装置を着けて術後治療を始めると、結果的に歯列矯正が無理なく早く終了できるというわけです。

 

※ただし、当院では健康保険適用の外科的矯正治療においても用いているテクニックですので自費であるサージェリーファーストでのみというものではございません。

 

術前矯正の間に見た目が悪化しません(〇)

反対咬合では、術前矯正の過程でいったん反対咬合を悪化させる方向に歯を移動します(ディコンペンセイト decompensate と言います)。このため術前矯正の間に反対咬合がつよくなり見た目が悪くなります。最初に手術をするサージェリーファーストではこうしたことは生じません。

 

※ただし、当院では健康保険適用の外科的矯正治療においても、見た目が悪化しないように必要な術前矯正(6か月程度~)を厳選して行いますので、自費であるサージェリーファーストに限ったことではなくなっていると思います。手術後に上あごの前歯をおおむね引っ込めるように工夫(サージェリーファースト的矯正)しているため、見た目が悪くなったと訴える患者さんはおられないようです。

 

最初に見た目が改善します(〇)

手術でバランスのとれた骨格の位置に顎を移動しますので、輪郭などの見た目がまず最初に改善されます。

 

技術と経験が必要です(〇)

顎矯正手術、歯科矯正ともに技術と経験が必要です。このためどこの施設でも受けられる治療ではないと思います。

 

保険が適応されません(´;ω;`)

現在、術前矯正を行わないサージェリーファースト・アプローチには、保険が適用されません。このため手術、矯正治療、抜歯などのいずれも自費診療となります。

 

 

 

Case 顔面非対称 初診時

 

大学4年生、卒業、就職前

歯並び、骨格を正したい。

 

 

手術直後

 

ここから1年2か月、動的矯正治療を行った。

 

 

 

Case  下顎前突 初診時

 

受け口、八重歯を治したい。

手術後、動的矯正治療は1年程度。

 

 

保定時

 

前歯やあごのズレが治りました。

 

 

 

Case 上顎前突 ガミー

 

矯正治療歴がある。

歯並びだけでなく、あご、鼻の形にもコンプレックスがある。

 

矯正歯科、口腔外科、形成外科の連携治療により

咬合、プロファイルともに満足されています。