矯正治療の期間は?

Q. 矯正治療の期間はどの程度かかりますか?

出っ歯、歯のでこぼこ、受け口など咬み合わせの不正を正して、良く咬めるようにするためには、矯正装置を用いながら顎骨の中を計画どおり予測どおりに歯が移動する必要があります。 矯正治療を始める時期が、こどもの歯並びの段階であれば、矯正の終了は、12歳臼歯の萌出が完了する、またほぼ思春期成長が終了する15~16歳ごろとなります。この間、常に装置をつけているわけではなく、また、頻繁に矯正歯科へ通院し続けるわけではありません。成長終了まで、咬合完成まで管理をし、必要な時期に必要な治療をするということです。お子さんの成長、歯の萌出を観察しながら必要な時期まで何もしない(何もしないことも大事な治療です。)こともあるのです。

成人の方や永久歯にすべて生え変わった方は、不正咬合の程度、あごのアンバランスの程度によって大きく期間は異なります。歯が顎骨(歯槽骨)の中を適切に移動するためには、ある程度の時間が必ず必要となります。よく、「何年もかかるのですね」と言われることがありますが、骨を溶かし、歯が動き、また骨を作るを繰り返す、骨の代謝という体の働きを利用しているので、その働きに見合うぶんだけの時間がかかるのです。通常当院でも、目安として抜歯が必要な患者さんでは1年半から2年の歯を動かす時間がかかると説明させていただいています。